私が今も整備士として働いているのは、学生時代の出来事がきっかけでした。
高校時代、就職活動に失敗した私は自動車の専門学校に通っていました。
放課後アルバイト先に向かう途中、路肩に停車している一台の車が目に留まりました。
どうやらタイヤがパンクしてしまい立ち往生している様子でした。
車のオーナーは女性でスペアタイヤをトランクから出したもののジャッキの使い方が分からずタイヤ交換ができずにいました。
見かねた私は自動車整備学校の学生であることを説明してタイヤ交換をその女性の代わりに行いました。
後日、通っていた専門学校に私宛ての大きな菓子折りが届きました。
菓子折りには手紙も一緒に入っていて「助けてくださりありがとうございました」とお礼の言葉が添えられていました。
目標もなく学んでいた自動車整備の知識が人の役に立ち、私はこの出来事がきっかけで整備士として働いてみたいと真剣に考えるようになりました。
そして就職後、整備士として3年間働き2022年の夏に自分のお店を持つことができました。
自身で立ち上げたこの宮島興業というお店が自動車整備業を通じて地域の方々に必要とされ、愛され、親しまれる存在に成長できるように日々、仕事に励んで参ります。
